伊丹十三と原書を読むこと [本]
(意訳:「新古今和歌集の部屋」自閑氏)待乳山の女郎花は誰を待っているのでしょうか。秋には結婚を約束した人でもいるのでしょうか。
先日NHKで伊丹十三を取り上げた番組があって、生い立ちから、彼の多才ぶりを紹介していた。日本人には珍しく個の確立した人という紹介で、ほんとに面白い人だったんだなと改めて思った。
彼の本は何冊も読んでいないけど、たまたま「女たちよ!」か「続・女たちよ!」かを読んだことがある。特に中身は覚えていないけど、一つだけそのまま実践して、ほんとだと思ったことがある。
その中で彼は原書を読むことについてこう言っていた。彼の場合の原書はフランス語の本かもしれない。古本屋で原書を買うと、2ページ、3ページぐらいまで、赤線を引いたり、書き込みをしたり、真っ黒になるぐらいになっていて、その後は読んだ形跡がないのがよくある。
これでは絶対に原書は読めない。読むコツは、意味が通じようが通じまいが、わかろうがわかるまいが、とにかく最後まで辞書を引かずに読みすすむことだ。
その頃たまたま古本屋でその通りの本を見つけた。ナルニア国物語の「魔法使いと甥」だったと思うけど、確かに3ページまでは熱心に書き込みがしてあった。伊丹氏の言に従い、最後まで読もうと思ったけど、読み通せなかった。
その後、あの超訳で有名なシドニー・シェルダンの「ゲームの達人」は最後まで読むことができた。その理由は、推理小説なので、結末を知りたい一心で最後まで読みすすんだということと、ほんとにやさしい英語で書かれていていたこと。
そして、今更ながら日本人の生活にそれと気付かずいかに外来語特に米語が入り込んでいるかということを思い知らされた。
それが25年前だから、コンピュータの時代に入り、今や驚異的なことになっていると思う。
そういえば、外来語を少なくすることを唱えた首相がいたような。
= = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = =
= = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = =
(医薬品の時代のデータから)
ビタミンB群を含有し、さらにまたそのままでデンプン分解酵素、たんぱく質分解酵素、脂肪分解酵素を含有するが、内服すれば腸内においてこの菌は糸状となって五十余種の酵素をさらに生産し、生体の新陳代謝を調整する。
伊丹十三がいなかったら、たけしの映画は
なかったと思います。
by こうちゃん (2008-09-13 16:47)
ゆり?の一種でしょうか?
とっても綺麗ですよね^^
by yamagatn (2008-09-13 17:48)
こうちゃんさん
そうなんだ。たけしの映画って見たことないんですよ。
見れば面白いんでしょうけど。
yamagatnさん
お待たせしました。鬼百合ないし小鬼百合と思われます。
茎のところの零余子(むかご)のあるなしでどちらかわかるそうですが
この写真ではちょっと。
by quartier (2008-09-14 00:31)