1万円紛失! 携帯紛失! [旅行]
(意訳:「新古今和歌集の部屋」自閑氏)神無月で木の葉は散り果ててしまい、今は庭に落ち葉を舞い上がらせる風の音が聞こえる
1万円紛失! 携帯紛失!
「屋上露天風呂・あわび・ふなもり8,980円!」の新聞広告に釣られて久しぶりの東伊豆の旅。確かにホテル12階の屋上の太平洋を眺めながらの露天風呂は「チョー気持ちいい」の一言でした。
駅まで近道5分だけど、この5分が胸突き八丁の上り坂。一緒に行った息子が足をくじいたというので、駅のマイクロバスで送られて早めに着いた駅の待合室で、お財布を開いて、「あれ!1万円足りない!」。次にカバンの中を探っていると、「あれ!携帯電話がない!」
30分後の次の電車に乗ることにして、大急ぎでホテルへ駆け下りました。フロントで聞くと部屋もロビーでも見つからないとのこと。もう一度部屋へ行き、お風呂場、食堂と駆け回りましたが見つからず、見つかったら送ってくださいと頼んで駅へ駆け戻りました。
これで、電車にも遅れたら泣きっ面に蜂だと思って、登って行きますが、これが苦しいのなんのって。あと4分で絶対にこの坂を登れない、登れるはずがない。エドハルミとやらも今考えるとえらかった。前をのんびり歩いている若い親子連れはまさか同じ電車じゃないよね。あの人たちは間に合って、私が駄目ということはないよね、などと、いろんな想念が駆け巡りました。
結果、1万円は思い違い、携帯は見つかって送ってもらいました。
今テレビに石川遼君がマスターズ招待記念で生出演中。お父さんに勧められて読んでいる本を通学のカバンから取り出したその瞬間、表紙を見てその本がわかりました。的中、ディック・フランシスの「興奮」でした。遼君のお父さんと本の趣味が私も一緒でした。
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