見送りし子の振り向かず天の川 (野村泉 作) [和歌、俳句]
(意訳:「新古今和歌集の部屋」自閑氏)月がとてもきれいに澄み渡っています。大空の雲を吹き払う嵐が夜半に吹いたので。
お友だちにいただいた句集。『紀伊の風のように ―下駄履きで詠んだ五七五―』
ご母堂さまの残された俳句をまとめたからといただきながら、忙しさにまかせて、パラパラと読んだきりに書棚に入れっぱなしだったのを、たまたま整理していて見つけたら、引き込まれてしまいました。
それは、
奥多摩の川合玉堂美術館に行った時、日本画なんてあまり好きじゃないからといいながら、旅館の目の前なので、皆で覗いたら、すっかり夢中になってしまったことがあった。あのなんともいえない懐かしさ、庭先で子どもたちが木陰に筵を引いて遊んでいる。セミの鳴き声が聞こえて来るような、涼しい風が吹いてくるような。自分の子ども時代の空気そのものを感じたことに似ている。
この句集に詠まれているのは、もう今は浸ろうとしても浸れない懐かしい時間と空間。家の前の畑の間を流れる、せいぜい幅50センチぐらいの小川にはどじょうがいて、夜になればホタルが舞い、見上げれば満天の星、天の川が空いっぱいに流れている。うるさいほどの蛙の鳴き声。
雨の時期は離れに布団をしいて目をつぶると、まるで天の下に自分だけがいて、その全身に雨が降り注いでいるように感じたし、夏休みには従姉妹たちも大勢遊びに来て、座敷に蚊帳を吊って、電気を消しての怖い話。
この句集を読んでいると、そんな時間が魔法のように浮かび上がってきたのです。表題の句も、今は親の立場ですが、とってもいい句ですね。
「母の遺した俳句が息子をふるさとへと誘う 市井の俳人が生涯をかけて詠った 日本の美」
(本書帯推薦文より 俳優小倉一郎・俳号 蒼蛙)
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Tさんちのチャッピー
酵素って何だろう?
綺麗なお花ですね^^
PS ハムナプトラ3も見ましたが、昨日見た魔法にかけられては
ディズニーの映画ですが面白かったです^^
by yamagatn (2008-08-25 13:13)
写真にかいてある「ばんせこうそ」って気になります。
by こうちゃん (2008-08-25 14:18)
hamagathさんへ
まさかそれもパイレーツ版じゃないですよね。
こうちゃんさんへ
あれは「ばんせいこうそ」と書いてあるんですけど、蒲南茶荘さんやchocolate with nutsさんの真似をして、入れて見たんですけど。
一応私のセンスで入れ方を工夫していましたが、友だちから、邪魔になると言われて、最近は端のほうに目立たなく入れるようにしていますが。
by quartier (2008-08-25 16:34)
川合玉堂 俳人としての交友も深かったそうですね。はじめまして!・・・お疲れ様です。 1/9書き:修善寺の温泉地:【新井旅館への通勤が厳しいが!?】。第一期ニート時代でしたが早速、由緒ある新井旅館に内定しましたが、通勤メチャ厳しい!【サラリーマン編】 、面白い画像も存分に楽しんで見て下さい。<m(__)m>コメント等いただけたら幸いです。自分の【学生編】当過去ブログにも、当時の写真・面白い・可愛い・画像・動画ありますので、時あれば、楽しんで見てやって下さい。
by 智太郎 (2009-01-11 16:14)