月に一回の二人のボーリング会 [友だち]
(意訳:「新古今和歌集の部屋」自閑氏)宇治に住む女性は衣を一人布団にして敷いて恋人を待っている夜は空しい曙を見ています。
月に一回の二人のボーリング会
一回り年上のKさんご夫婦は隣の隣に住む方。30年前建売に両親の親と同時に引っ越して同居を始めてそれ以来のお付き合いだ。
ご主人は中学の英語の先生、奥さまは外国の貿易会社の社長秘書で、ご主人の趣味は合唱やハーモニカで、息子さんたちもバイオリンを習ったりと、素敵なご家族。それに比べてガチャガチャと賑やかなだけの我が家を比べて、お隣のお父さんはとってもダンディなんだよとうちの息子も羨んだもの。
たまにお邪魔してお酒をいただいたりする時も、リビングは外国風に間接照明でまるで違う空間に来たかのよう。話題も多岐にわたり、決して自分の意見を押し付けないご主人は、私の勝手なおしゃべりをいやな顔もせず、聞いてくれた。
いつもたんたんとして、学生時代の雰囲気そのままで、一緒にいても全く違和感がなく、今考えると兄妹のような感じだったかも知れない。昨年の7月まではたしかに月1の二人のボーリングを楽しみ、それはまだまだ続くと思っていたのに……。
露の世は 露の世ながら さりながら 小林一茶
2009-03-06 07:47
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コメント(3)
よく分かりませんが、ボーリング会できなくなってしまいましたか?
by moz (2009-03-07 10:13)
え?どうなさったのでしょう、、、考えてしまいました。
by puripuri (2009-03-07 22:24)
そうなんです。ボーリングの相方を残してさっさと逝ってしまいました。
by quartier (2009-03-08 07:21)