谷津干潟と草原の輝き★ [映画]
意訳:「新古今和歌集の部屋」自閑氏)高瀬舟が進みにくくなるほど紅葉の葉が流れ下ってきます。大井川(桂川)では。
谷津干潟と草原の輝き★
何気なくついてるテレビを見ていたら、「たった一人の反乱」としてゴミが捨てられてヘドロと化した谷津干潟の再生に半生をかけた森田三郎さんの物語をやっていて、見入ってしまった。
何年も変人扱いされながら干潟からゴミを集める森田さん、何年目かにやっと理解してくれた新聞記者との場面で、彼の口から発せられた言葉にびっくり、「草原の輝き、花の栄光 再びそれは還らずとも嘆くなかれ その奥に秘めたる力を見出すべし」。
むかし見た映画の中で、ワーズワースの詩として紹介され、なぜか心に残っていたものだった。
40年前はその詩の意味があまりよくわからなかったけれど、今はよくわかる気がする。理解力のない自分にあきれ、あと何年生きれば普通の人並みになれるのか、わからなくなった。