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シークレット・サンシャイン面白かった [映画]

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 前の前の職場の友人と年に1回ぐらい、お芝居を見に行ったり飲みに行ったりの付き合いがあり、今回適当な芝居もないしということで、このところお互いにはまっている韓国ものにした。はまっていると言っても彼女は完璧韓国映画、私は韓国ドラマと別れているけど。

 六本木シネマート前待ち合わせで、地下鉄の駅から2分とのこと。東村山から1時間あれば十分と思って、12時半に、午前中の仕事をさっと片付け事務所を出るがなんと、着いたのは2時過ぎ、何で?その話は別の機会に。

 そのため、最初の15分ほどを見ていない、私が入った時、チョン・ドヨンとソン・ガンホは車に乗ってどこかへ行くところ。たしか宣伝写真でもそういうシーンがあったような。どことなくすっきりしない表情のチョン・ドヨン扮するシネと何の商売をしているのかわからないけど、どこにでもいそうな軽い感じのソン・ガンホ扮するパク所長。

どうやらシネは亭主に死なれ、子ども一人を連れて亭主の故郷密陽に来て、小さなピアノ教室で生計を立てながら暮らしている模様。子どもを預けている塾のシーンや、同じ商店街人たちとの付き合いなどが続くが、朴社長の案内の元、郊外に家を探したりしているが、ほんとに住むのか投資目的なのかとみなに言われたりしている。

そこから話は急展開し、子どもが誘拐され、殺され、その犯人は塾の先生で、逮捕されと話が続くが、一体どうなっていくのと思っていると話は意外な方向に進んでいく。子どもを殺されたあまりのショックにピアノ教室の前の薬局の夫婦に勧められ、キリスト教に入信していく彼女。

そして、神によって魂の平安を得た彼女が子どもを誘拐し、殺した犯人を刑務所に訪ね、許しを与えたいという心境にまで達することになるが、えーっ、ほんとと思わず声に出そう。これには牧師たちも驚くが、それを受け入れ刑務所の面会に向かう。

なんとシネがそこで会った犯人はすでに入信し、神に許され、完全に魂の平安を得ましたと、とうとうと語る姿だったのです。あれには彼女ならず、見てる私もほんとうに声を失うものでした。

いつも韓国映画を見て思うのは、そぎ落とされた潔さを感じます、その胸のうち、アイゴーと叫び、どんなにか吐露したかろうに、そこはぐっと抑え、表情やしぐさでそれを伝えてくる。このシーンでもパク社長が後ろでただ驚いている表情が印象的でした。

たしか韓国はキリスト教の信者の人が多く、生活にキリスト教が根付いている印象を受けていましたが、今の宗教事情に大変興味が湧きました。どうしても無宗教の私からは理解できない壁ができてしまいますが、この映画はそれが随分わかりやすく提示された気がしました。

一体その罪を許すことができるのか、また、どうやら彼女はそんな家や土地を買うような余裕はなく、浮気ものの亭主を持ち、その男も交通事故で死に、父親との軋轢もあり、新天地を求めて密陽に来たらしいのだが、自分を誰も知らない土地で、裕福な未亡人を演じたことが事件を引き起こした面もありそうで、彼女の自分自身を責める気持ちも強くあるようだ。

でも、生き残ったものは生きていかなければならない、何があっても。事件後の彼女の一連の行動が突拍子もなければないほど、その悲しみの深さが胸に響いてくるし、早く立ち直って欲しいと思うけど、それは誰かに言われてそうなるのではなく、自分で見つけていくしかないんだな、結論ではなくてその過程が大事なんだなと思いました。

そして何より、彼女の内面に決して立ち入ることなく、側で支えるパク社長の存在が彼女にとっても、見てる私たちにとっても心の担保になり、都合よくあんな人はいないなと思いながらソン・ガンホの演技に拍手でした。

罪と神と許しの問題は前にロバート・デ・ニーロの「ケープ・フィアー」を見た時にも、キリスト者ではない私にはわからないと思いましたが、あの時は私たちと見た目も違うので、よくわからないで済ませてしまいましたが、考えられない事件が起こる昨今、身近に感じられました。

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 小栗旬の夢を見ましたこの映画のことを考えながら寝て見た昨日の夢に彼が出てきたのです。なんと、私が訪ねて行った先が小栗旬のおばあさんの家で東村山市内にあり、やはり25年ほど前にも母の生命保険の集金にも訪ねたことのある家だったのです。その話を小栗旬と話して、「まだあなたは生まれていなかったかしら」なんて言ってるのでした。

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