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宮部みゆきの『孤宿の人』を読んで [本]

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(意訳:「新古今和歌集の部屋」自閑氏) 汝は年老いていて、陸奥から熊野は道が遠く、距離も遙かに隔てているので、再度の参詣するのは難しいから、常に我を思い起こして祈願しなさい。そうすれば汝を我も忘れず守護しよう。
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宮部みゆきの本は好きで、特に現代ものの子どもが主人公の「取り残されて」や「マサ」シリーズ、ファンタジーもの「ブレイブ・ストーリー」も大好きだ。

たまたま、上下巻ものの『孤宿の人』を選んだのは偶然で、時代物という以外、どういう話から全く知らなかった。うさぎで始まりうさぎで終わるこの話は、最初読み出したとき、導入部はいきなりの展開になるが、その後、なんとなく、宮部さんにしてはストーリー展開がもたもたしているような気がして、ちょっと読んでは他の本という感じでなかなか進まずにいた。

幼く身寄りのない「ほう」が、江戸から金比羅参りに来て、何かの縁で四国の丸海藩の医者の家に身を寄せ、やっと落ち着いたかに見えた矢先、思いもかけないことに巻き込まれていく。あとがきに、“妖怪”の異名で知られる幕末の幕臣鳥居耀蔵が、罰を受けて讃岐丸亀藩に永預となり、明治元年に大赦を受けるまで、そこで流人生活を送ったことをモデルとしたそうです。

しかし、後で考えると、最後の展開にとって、途中までの丁寧な丁寧な描写がやっぱり必要だったんだなと納得させられた。帯に竹下景子のメッセージが寄せられているが、私はどちらかというと宇佐のほうに感情移入してしまって、最後の章は、お台場からの帰り電車の中で読むことになり、流れる涙に困ってしまって汗を拭く振りをしてタオルを顔に押し当てていました。
宮部みゆき 孤宿の人

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豪雨と虹と
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広島・長崎に原爆が落とされた日がまた巡ってきました。まだまだ後遺症に悩まされている方が多いのですね。
昨日はサッカーを見て、そのままテレビをつけていたら、「封印を解かれた写真が語るNAGASAKI 米軍カメラマンの苦悩 原爆の真実」という番組をやっていました。その写真はどこかで見たことがあると思いますが、詳しい話は知らなかったので、思わずテレビの前に座りなおし見入ってしまいました。
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酵素って何だろう?

解毒、免疫機能維持にも酵素が働いている

働き者の肝臓には2000種類以上の酵素が存在するといわれます。
肝臓は、解毒(体内の有害物質やアルコール、老廃物の分解)、糖分や脂肪分をエネルギー源として貯蔵、アミノ酸やビタミンの合成、コレステロールの生成、脂肪を消化する胆汁の分泌、古くなった赤血球を分解して鉄を取りだし再利用できるようにするなどのたくさんの仕事をしています。
これらのいくつもの仕事をとどこおりなく進めていくためにはたくさんの酵素が必要なのです。
これらの酵素がなくなれば、体中に有害物質が溜まり、細胞の新陳代謝が悪くなって働きが弱まり、免疫力が低下して生命の危険にもさらされます。

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