大統領選挙運動中でモーテルはどこも「No vacancy」 [旅行]
（意訳：「新古今和歌集の部屋」自閑氏）見知らぬ人との別れの悲しさは、例えば松浦の港を沖に出て、遙か向こうの唐へ行く船人を見送るようなものです。
大統領選挙運動中でモーテルはどこも「No vacancy」
行けばなんとかなるだろうと往復の切符だけ取って出かけたアメリカ旅行は、何とかレンタカーは借りられたものの、次は宿が取れないという事態に突き当たった。
ロサンゼルスから北上してサンタバーバラへ向かい、先ず宿を取ろうということで、通りがかりのモーテルを探すがどこも「No vacancy」。何と大統領選挙中で、民主だか共和党の党大会で大勢の支持者が集まっていたためだった。
モーテルのフロントで、サンタバーバラはどこも満員だと思いますよと言われて、隣町へ行ったが、やはりだめ、窮余の一策として、K女の出た高校へ電話して見ると夏休みで宿直の女性だけ、そしてその女性はK女と高校時代友だちだったということで、一晩の宿を許してくれたのだった。
湯船もなく、トイレの奥にあるシャワーを浴び、何の飾りもない殺風景な寮（宗教系の高校）のベッドに身を横たえ、聞き取れない話せないわが身の英語力に悔しさで一杯の私、無鉄砲な母親とその友だちに振り回されて、これからの旅に不安がいっぱいで涙を流すK女、それぞれの思いを胸に眠りについたのでした。
面白かったのは高校時代をアメリカで過ごしたK女は会話はもちろんできるが、モーテルの看板に出ている「No vacancy」の意味がわからず、会話ができない私がそういう看板や交通標識など文字の意味がわかったこと。
「おばさん、どうして読めるのに、しゃべれないの？」と不思議がられたが、結局読むほうから入ったのと、話すほうから入ったのとの違いだなと実感した。
レンタカーを借りられたと思ったら、今度は宿が大変なことに・・・ ^^;
この先が心配です。
by moz (2008-09-29 18:51)
あらあら、、選挙中にぶつかってしまったのですね。大変でしたが、また思い出となって、あの時は・・・なんてお話がはずむ時もあるでしょうね（＾＿＾）
佐賀錦の織り機を初めてみました、素敵な作品ですね。
by puripuri (2008-09-29 18:52)
海外で行き当たりばったりの旅行は
楽しい事も多いですが、女性であれば
一応保険はかけておいたほうが良いと思います
日本とは異なり危険も多いですから・・・・・
まあ、こうして記事に出来るのも無事に旅が
終わった証拠であると良いのですが・・・・・
by yamagatn (2008-09-29 22:15)
mozさん
ほんとに心配ですよね。これが他の人だったら、なんて向こう見ずなと
あきれるところですが、自分のことだからどうしようもありません。
puripuriさん
いまだから笑い話ですが……
コンパクトで軽いんですよ。出先にも持っていって空いてる時間に
せっせと織っているようです。
yamagatnさん
今考えると、あの旅行の頃は仕事が猛烈に忙しくて、出発の当日も
仕事をしたいぐらいだったので、その勢いで、何も考えず行って来た
気がします。
by quartier (2008-09-30 01:06)
話せないと当座困ります。
読めないと質的に困ります。
どちらが辛いかというと... 読めない方が辛かった ＠＿＠；
by ぺんちゃん (2008-09-30 06:27)
ぺんちゃんさん
以前新聞である方が、「日本の英語教育は会話を重視しなかったから
失敗したというが、そんなことはない、読み書くことがまず基本だ」
という学者の方がいて、なるほどなと自分ながら納得しました。
by quartier (2008-10-01 01:12)