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不思議な本 [本]

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(意訳:「新古今和歌集の部屋」自閑氏)(さざなみや)志賀の浜松はだいぶ樹齢を重ねているが、どの時代かの子の日に植えた小松が根付いて、大きくなったものだろう。

不思議な本

友だちに勧められてというか、「今、読んでる本ある?」と聞かれて、「特にない」と言ったので、貸してもらった本は白川道作「終着駅」。私にとってはなんとも不思議な本だ。

若い時に親を亡くし、恋人を自分のバイクに乗せて事故で死なせてしまったことから、自暴自棄になり、流れるままにやくざの世界に入り、その捨て身ゆえに、組織内で組長の信頼を得て生きてきた中年のやくざが、ふとしたことから、盲目の若い女性と知り合い、次第に人間らしさを取り戻して行くという話。

今、半分くらい読んだところですが、自分では選ばないと思える本だけど、その感じというのは、カラオケでそれぞれ好みの歌が違うのと同じで、ちょっと面白い。




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ぺんちゃん

予測不能ということもあって、不思議なのかも。
自分好みの本は、みななんとなく似ていて、予定調和な感じで
読み進められるようになりますが、まったく選んだことのないものって
先の見えない状態になりますから。
by ぺんちゃん (2009-04-12 07:22) 

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