80年前の若い女性の洋行★ [友だち]
意訳:「新古今和歌集の部屋」自閑氏)白露の玉で結ったませ垣の内に光が差し、露の輝きまで加えて美しい撫子の花が咲いています。
80年前の若い女性の洋行★
麻雀仲間のK子さんの話はいつも面白い。現在82歳の彼女の、今は亡きお母さんの話だけど、彼女が生まれる前にご主人と一緒にヨーロッパを旅行した時の話だから。
当然その頃は船で行くわけですが、ご主人は留学中で先に行ってるわけですから、一人で息子2人を兄弟や親戚に預け、横浜あたりから船に乗ったのでしょう。ご主人が心配で上司に道中のことを頼んだそうで、丁度パリへ行く、役人さんか何かに頼んだらしい。
その役人のF氏は一等船室で一人部屋、彼女は二等寝室の2人部屋。なんと、一緒の部屋の女性はあの新渡戸稲造さんの秘書で一緒に洋行中だったとか。
そして、若い軍人さんや留学する人たちは男性ばかり、その中に、楚々とした25歳くらいの女性の一人旅はめだったことでしょう。