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過去からの贈り物★ [家族のこと]

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意訳:「新古今和歌集の部屋」自閑氏)年月の流れに任せて、貴女にお逢いできるのを待つよりも、私があの逢坂の関を越えるように、障害を乗り越えて逢いに行きます。

過去からの贈り物★

厚生年金の年数が足りなくて、まだまだ払わなくてはならない連れ合いが、すっとんきょうな声を出して、「何か年金くれるみたいだよ」と言い出した。そんなことあるわけないでしょと、送られてきた通知を見て驚いた。

彼が若い頃働いていた会社の企業年金の請求書だったのだ。せいぜい5年間働いたところで、板橋にあったその会社はお決まりの工場移転で茨城の石岡市へ移転することになったのはもう30年も前の話。

絶対、茨城に行きたくなかったわけではないけれど、組合活動をやっていたから、会社もあまり連れて行きたくなかったみたいで、なんとなく別の仕事の話もあったり、私の勤めの関係もあって、石岡へ移転という選択肢は選ばれず、今の道を進んできた。

あの時、茨城に行っていたら、全く違った人生が待っていたわけで、今となってはそのほうが安定した生活だったかなと思わないでもないけれど、それこそ後の祭り。何にも怖いものがなかったあの頃からの贈り物と思うことにしましょう。あら、まるで私のものみたい。


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タグ:企業年金
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もう行くことのない先祖墓★ [家族のこと]

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意訳:「新古今和歌集の部屋」自閑氏)長年に渡って貴女を思い続けた甲斐があって、当てのない空にも風が吹くように貴女から手紙を頂くことが出来ました。

もう行くことのない先祖墓★

今年はまだ帰っていない私の故郷は佐賀県の片田舎。JR九州の第三セクターへの移管問題で揺れる長崎本線長崎行きの特急に乗ると、約1時間ほどで肥前鹿島駅に着く。

駅前から武雄行きのバスに乗って田舎道を20分ほど行くと、丁度武雄との中間あたりに今は嬉野市に市町村合併した塩田町があらわれる。

鹿島駅前に嫁いだ妹の家があるので、だいたいは何時についても妹が車で送ってくれるか、父が車で迎えに来てくれるので、そのバスにはもう10年ほど乗っていないので、一体その祐徳バスが運行しているのかどうか知らない。

小学校の頃はお盆になると、鎌を持ち、やかんに水を汲んで、2キロほど離れたところにある先祖墓にお掃除兼お参りに行ったものだ。道無き道を前年の記憶をたよりに分け入って行くと突然現れるのがいつも不思議だった。



タグ:先祖墓 お盆
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ラジオ受信騒動★ [家族のこと]

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意訳:「新古今和歌集の部屋」自閑氏)園原の伏屋に生えているハハギの、遠くではあるとはわかるのに近くに行くとどこにいるのかわからなくなる不思議な木の様になかなか会いに行っても逢ってくれない貴方ですね。

ラジオ受信騒動★

ちょっとラジオの位置を変えたら、全く聞こえなくなって困ってしまった。窓際なのになんで聞こえないのか摩訶不思議。しばらくCD専門にしようかとも思ったけど、やっぱり困る。

たまたまネットで見た別売りの3,000~4000円のアンテナに心動かされるけれど、元がドンキホーテの同じくらいの値段のものなので、それも困るし、レビューを読むと万能でもないらしい。

周りに相談してわかりそうな人も見当たらないし、猫に聞いても「ニャー」と言うだけだし。また、ネットで知恵袋なぞ見ていると、親切にいろいろ書いてある。

どうも移した場所が丁度電気スタンドの真横にあたり、20センチも離れていなかったのがいけなかったようだ、元の場所に戻すことにしました。アンテナ買わなくて良かった。





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逆さまつげ★ [家族のこと]

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意訳:「新古今和歌集の部屋」自閑氏)みかの原から涌き出て泉川になるように、いつ貴女を見てこんなに恋しく思うようになったのでしょうか。

逆さまつげ★

逆さまつげの人ってどれくらいいるのでしょうね。連れ合いはその一人で、何でも10歳の頃に、逆さまつげがひどくて手術をしたそうです。以来、たまにその話がでるぐらいで、特に困ってはいませんでしたが、この頃、また、支障をきたしてきたようです。

さっさと医者に行けばいいのに、ああでもない、こうでもないと言っていましたが、いよいよ困ったらしく駅前の目医者さんに出かけていきました。

当人的には、手術以来50年も経ったのだから、すばらしく研究が進んでいて、一気に改善されると期待していたそうですが、やはり手術をするか、月に一回抜くしかないと言われ、とりあえず抜いてもらって帰ってきました、落胆して。

見てあげた時は4,5本しか見えませんでしたが、なんと40本近く抜いたそうです。でも、すべてのまつげが無くなったわけではなく、ほとんど変わらず残っていましたから、いったいどうなっているのか謎です。





タグ:逆さまつげ
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いひゅうな言い方★ [家族のこと]

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意訳:「新古今和歌集の部屋」自閑氏)石上の布留の早く穂が出る早稲田でも梅雨の間は穂が出ないように、表には出さず、心の中で貴女を恋しく思っていました。

いひゅうな言い方★

田舎が九州なのでなかなかさっとは帰れず、老親(88歳と82歳)にたまに電話でご機嫌伺いするしかない。同窓生の中には、介護に毎月帰っている方もいてうらやましい限りだけど。

アナウンサーになったほうがよかったのではと思うくらい、おしゃべり好きの父なので、これまで電話に出るのは父で、ほとんど父と話して、母とは一言二言あいさつするぐらいで過ごしてきた。

このところ、それが様変わりしてしまった。電話に出るのは先ず母、しばらく話して、「お父さんに代わる」となって、やっと父と話し、しばらく話すと「お母さんに代わる」と来る。

父と電話で話していても、同じ話の繰返しで、横から母が、「その話はさっきしたでしょ」と言う声が聞こえる。

「昔はそうでもなかったけど、お母さんがいひゅうに言うけんね」と父。そんな言葉、方言があったなあとかすかな記憶。あまりに父の気持ちがあらわれていて、2人で電話口で大笑いしてしまった。




タグ:いひゅう
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ボケてよかった★ [家族のこと]

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意訳:「新古今和歌集の部屋」自閑氏)夏衣も少し外に面している片側が寒くなってきた。夜が更けてきたのだろうか。去る夏と来る秋がすれ違うような季節の変わり目の空よ。

ボケてよかった★

今年10月で満88歳になる実家の父は、3年前までは仕事で東京にも一人で来るほどだったが、急速にボケ始め、この3月で完全に引退し、家族と田舎の家で老後の生活を送っている。

大変に博覧強記でかつ癇症の人で、若いときはその知識を自分のいい様に使い、自分の思い通りにならないとすぐに持って回った嫌味を言い、家族や会社の部下の人たちに嫌な思いをさせてきた。

20代の時に結核を患い、ピンポン玉のようなものを埋め込み結核菌を押さえ込むという充填術とやらで命を永らえて来たがその摘出のために70歳の時に1年半ほど入院して治療した。

どうも、その頃から、性格に変化が現れ始め、丸くなり、冗談も通じるようになり、今や「ボケてしまって、お母さんに怒鳴られる」という彼に、「お父さん、さんざ、お母さんにひどく言ってきたからつけが回ってきたのよ」と言っても、「え、そうかな、そんなにひどかったかな」と受けてくれる。

今のお父さんが一番好きよ。長生きしてね。



タグ:ボケ
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夏の思い出★ [家族のこと]

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意訳:「新古今和歌集の部屋」自閑氏)夏越しの禊ぎを終えた川の瀬を見ると、解いていた夕暮れの紅のような御贖(みあがも)の衣の紐を結び、日も夕暮れとなって罪穢れを乗せた波が流れて行きます。

夏の思い出★

「季節の無い町に生まれ…」た人には気の毒だけど、田舎で生まれ育った者には、夏は特別だ。家にはクーラーがあるわけではないけれど、お座敷の縁側にいると、涼しい風が吹いてくるし、「怪人二十面相」なんて、寝転がって読んでいると寒いくらい。

夏休みになると、待ってましたとばかりに、親戚巡りを始める。手始めは隣町にある母の実家へ。従兄弟達が集まっていて、トランプをしたり、ゲームをしたり楽しい日々が過ぎる。スイカを切るのは一家の長の役目、祖父の周りに孫たちが群がって一番大きいのはどれか鵜の目鷹の目。

今度はそこから従姉妹の伯母の実家へ一緒についていく。酒造元で、大きな大きな玄関を入ると、酒樽が並んでいて、天井が高く、中二階のようになっていて、家の中を探検するだけでワクワク。若い住み込みのお兄さんたちがカッコいい。

昼間はどじょうを採ったりして遊ぶ小川が、夜には、蛍が乱舞する。永遠に続くかと思われた時間もすぐに過ぎて、でも頬をなでる風と思い出はいつまでも胸の中に。

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従兄弟との再会 [家族のこと]

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従兄弟との再会

連休中日、たらたらと事務所に出ていたら、携帯に知らない電話番号。なんと母方の従兄弟さんからで、いったい何年ぶりでしょう。

四半世紀ぶりと言っても、接点は多く、祖父の会社に入った息子と仕事上の知り合い、彼の奥さんが私の高校の同窓生の親戚ときたもんだ。

また、今回の再会は、彼が田舎の母親を訪ねた際、飲み屋で隣り合わせた男がこれまた私の高校の同窓生で、「幸姫」という酒造会社の社長で、そこのお酒「大古酒」と祐徳稲荷の糸切り羊羹がお土産だった。

不思議ですね。もう68だそうですが、遠い夏の日、大学のお友達を連れて、田舎の伯母の家を訪れ、鴨居に手をかけた背の高い若き青年の時そのままのお兄さんでした。

タグ:従兄弟 幸姫

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草門去来荘★ [家族のこと]

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意訳:「新古今和歌集の部屋」自閑氏)水無瀬の離宮から見渡せば、山麓は春霞で水無瀬川の夕暮は何とも言えない風景だ。枕草子の「秋は夕暮」というこをと信じていた私は今まで何を考えていたのだろう。

草門去来荘★

長男から突然お食事のお誘いの電話。あいにく父親は高校の部活の仲間と新潟旅行中のため、次男と私でご馳走にあずかることに。

西部多摩湖線八坂駅から野火止用水沿いに5分ほどの草門去来荘を指定してきたので、息子たちを連れていったことはなかったのによく知っているなと感心した。

なんでも西部池袋線沿いに住む年配のお友だちから逆に教えられたそうで、東村山育ちのくせに、東村山にこんなところがあるんだと驚いていた。

もっと驚いたのは、座席数130席で前日予約の電話を入れたら、4席しか空いてなかったとのこと。最近どこにいってもお客が少なくて、食べ物屋さんも大変だなと思っていたけれど、混んでいるところは混んでいるんですね。



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1年半ぶりの故郷は★ [家族のこと]

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意訳:「新古今和歌集の部屋」自閑氏)ここは山深い所なので春の月といってもまだ光は寒々としている。空はまだ冬のようにかき曇って時々雪が降っています。

1年半ぶりの故郷は★

1月に田舎(佐賀)へ帰った東京在住の妹から、両親もだいぶ年を取ってきたので、頻繁に帰ったほうがいいという電話を貰い、先週帰って来ました。

父は大正11年生まれ、今年で満88歳、母は昭和2年生まれで、今年で82歳。1年半ぶりだったけど、さほど見た目は「ああ、年取った」という変化はなかった。

今のところ、身体的には特に支障はなく、父が車で隣の市の会社に行くのが、子どもたちの心配の種だったけど、やっと、この2月で通勤をあきらめてくれてほっとした。

こちらに来ている同窓生の中には、介護のために毎月佐賀まで帰っている人もいるが、そこまで行かなくても、半年に1回は帰らなくてはかなと思った。


タグ:故郷

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